手首式血圧計ってご存知でしょうか?
その名とおり手首に巻くだけで血圧を測定できる血圧計です。コンパクトで軽いため、何処へでも持ち運ぶことができて、机などの台があればどこでも血圧を手軽に測れることが特徴です。
しかし、健康に直結するので精度が気になると思います。そこで、病院に置いてある血圧計と手首式血圧計の数値を比較して実験してみました。
結果を手首式血圧計の特徴と共に紹介します。
なお、今回紹介するのは、メモリー機能が一人60回分のタイプですが、一人分200回分のタイプや二人分99回のメモリー機能があるタイプもあります。
タニタ 手首式血圧計 BP-212の特徴
- 簡単な操作で測定できる
- 直近2回の平均値を表示
- 測定結果は自動で記録
- 血圧管理
- 時計機能
- 収納ケース付き
測定は「開始/終了」ボタンを押すだけでした。パネルは大きくて見やすく、特に難しい操作も必要ありません。
直近2回分の測定値を平均して表示する「平均値表示」機能があります。
正直どういった目的があるのか分からなかったのですが、血圧は変動が起きやすいため日本高血圧学会の発行する高血圧治療ガイドラインで推奨されている方法です。
1人分の測定結果(測定日時、最高血圧、最低血圧、脈拍数)を過去60回分まで記録できます。
覚えたり、記録する必要がないので地味に助かる機能です。自分でも気が付かない傾向を見るのにも有効です。
測定中に脈間隔の変動を感知するとマークで知らせてくれます。これは不整脈の傾向を知るためのものです。
特に必要ないかもですが、使わないときはその辺においておいても時計の代わりぐらいにはなります。
持ち運びに便利な収納ケースで、血圧を測るときには手首を固定する台にもなります。
他の血圧計との比較結果
手首式血圧計の便利さは分かるのですが、問題はその精度でした。そこで、近所の病院に置いてある血圧計と手首式血圧計の数値を比較してみました。
2つの血圧計で、交互に測ってみた結果は、誤差といえる範囲でした。
念のため、バラバラの時間帯で、2箇所の病院、計5回計測してみた結果も特に数値に違いはありませんでした。
実験の回数は多くありませんが、手首式血圧計の精度は問題ないと思います。機能的にも十分で、価格も手頃なので健康状態のチェックのために一台持っておいて損のない血圧計です。
タニタ 手首式血圧計 BP-212のスペック
- 電源 DC3V 単4形アルカリ乾電池×2本
- メモリー機能 60回分
- 商品寸法 幅 71mm × 高さ 84mm × 奥行 32mm
- 本体質量 約 105g
- 筆者購入価格 3,480円