衣類乾燥除湿機の選び方
衣類乾燥除湿機は実にさまざまなタイプの商品が発売されており、結局どれを選んだら良いのか分からなくなっています。そこで、衣類乾燥除湿機の選び方とおすすめを紹介します。
除湿の方式
衣類乾燥除湿機といっても価格にけっこうな違いがあります。それは除湿意外にも機能を持っているタイプがあるからなのですが、除湿の方式には3種類があり、これが価格の差になっていることもあります。
除湿方式の違いは次のとおりです。
コンプレッサー方式
エアコンの除湿と同じ方式で、夏場には除湿の効果が高く、電気代も安く済みます。逆に冬場は除湿効果も薄れます。また、コンプレッサーがあるため、動作音も大きめになります。
ゼオライト方式
乾燥剤のゼオライトで除湿する方式で、冬場でも効果があるのが特徴ですが、ヒーターを使うため、室内の温度を上げる事になり、夏場の使用には向いていません。また、使用電力もコンプレッサー方式に比べ2倍以上になります。
ハイブリッド方式
その名の通り、2つを組み合わせた方式で、夏場はコンプレッサー方式で、冬場はゼオライト方式で、除湿するタイプで、年間を通して快適に使うことが可能です。デメリットは本体が大きくなるのと、価格が割高になることです。
電気代
衣類乾燥除湿機を使う際に気になるのが電気代です。使用電力量は低いもので170W、高いものでも280W程度です。これはエアコンの半分以下なので、それほど気にせず使っても大丈夫です。
衣類乾燥除湿機を選ぶ基準
衣類乾燥除湿機はたくさんの機能を持っているタイプもあります。また、除湿能力の違いで使える部屋の広さも変わります。
購入する前に必要な機能と除湿能力をチェックしましょう。
- タイプ
- タンクの容量
- 除湿能力
- 空気清浄機能
- スポット乾燥
- 自動停止
- タイマー機能
- 温度センサー
コンプレッサー方式・ゼオライト方式・ハイブリッド方式
2〜3Lあれば十分です。
6畳〜20畳以上
空気清浄フィルターを搭載しおり、ウイルスを抑制したり、除菌・脱臭してくれる製品もあります。
洗濯物の量や設置する位置によって、送風モードを変更できる機種があります。
洗濯物の乾きを検知し、自動的に停止します。
部屋の温度を感知し、運転を制御する機能です。
当たり前ですが、多機能な製品ほど価格も高くなるので、必要な機能を絞って探すのが賢い選び方です。
衣類乾燥除湿機のおすすめ
パナソニック F-YHPX120
ハイブリッド式なので1年を通して使え、ほしい機能も揃っています。中でも少量速乾モードは、すぐに乾かしたいという時に便利です。
幅広く干した洗濯物にも対応した「ワイド送風(165cm)」も使えます。
ネックは価格でしょうか。
- スペック
- タイプ:ハイブリッド式
- タンク容量:3.2 L
- 除湿能力:23 畳
- 消費電力:衣類乾燥運転 おまかせ 225W
- スポット乾燥
- 自動停止
- 温度センサー
- サイズ:370x580x225 mm
- 重量:13.9 kg
象印 サーキュレート ドライ RJ-XA70
一番の特徴は360°送風で、部屋全体をの衣類を効率よく乾燥させます。しかも、衣類が少ない時は60°など設定できて消費電力も抑えられます。
また、衣類のニオイを抑えたり、状況によって静音コースやエココースなどの運転コースが設定可能です。
- スペック
- タイプ:ゼオライト式
- タンク容量:2.8 L
- 除湿能力:16 畳
- 消費電力:衣類乾燥時 614W
- スポット乾燥
- 自動停止
- 温度センサー
- サイズ:295x550x295 mm
- 重量:9.5 kg
アイリスオーヤマ DCE-120
最大の特徴は空気清浄機を兼ねている点で、部屋干しなど湿度の高い時は除湿機として、それ以外の時は空気清浄機と一台二役と便利に使えます。
また、上下に稼働するルーバーを搭載しており除湿機能も問題なしです。
- スペック
- タイプ:コンプレッサー式
- タンク容量:4 L
- 除湿能力:30 畳
- 消費電力:空気清浄+除湿(自動) 50Hz 295W
- 自動停止
- 温度センサー
- サイズ:343x617x300 mm
- 重量:14 kg
コロナ CD-P6317
価格の安さと消費電力の低さが特徴の衣類乾燥除湿機です。
性能面では多少目劣りしますが、スポット乾燥や自動停止機能など必要な機能は持っているコストパフォーマンスの高い商品に仕上がっています。
- スペック
- タイプ:コンプレッサー式
- タンク容量:3.5 L
- 除湿能力:14 畳
- 消費電力:175 W
- スポット乾燥
- 自動停止
- サイズ:220x515x330 mm
- 重量:7.9 kg